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耐圧試験および気密試験

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備忘録として耐圧試験および気密試験について記載

この記事を書いた人:Eikou
  1. 耐圧試験とは・・・設備が静的圧力に安全に耐えられる強度を有することを確認すると共に、漏洩のないことを確認する試験
  2. 気密試験とは・・・設備内部の流体が気体又は液化ガス等の場合には,使用状態において気体等が漏れ出ないことが必要であり,最高使用圧力以上で気体によって気密性を確認する試験
目的圧力判断基準
耐圧試験変形確認最高使用圧力の1.5倍変形無き事
気密試験漏洩確認最高使用圧力以上漏洩無き事

外観・仕様検査

 導圧配管の外観および使用材料の検査を行うものであるが、工事完了時に行うよりも工事と並行して行ったほうがよい、おもに感応検査による。チェック項目としては下記のようなものがある。

  1. 仕様どおりの材料が使われているか。
  2. 差圧配管の場合、高圧側、低圧側の間違いはないか。
  3. 配管の勾配は適切か。
  4. 配管に無理はないか。
  5. 溶接の仕上りはきれいか。
  6. ガスケットは正しく入っているか
  7. サポートは十分にとられているか。

1.出版年:2005年03月
2.タイトル:計装マニュアル(プラント)
3.発行所:一般社団法人日本計装工業会
4.引用した文書が書かれているページ:732頁
5.URL:技術図書紹介 | AJII 一般社団法人日本計装工業会 (keiso.or.jp)

耐圧試験

 液体による気密試験も行うことになっている場合は,耐圧試験に合格した後に行う。耐圧試験は原則として液圧試験で行い、耐圧部分が 「十分な強度」を有し、かつ漏れがないことを確認するために行う。
内圧を受ける配管の耐圧試験圧力は常用圧力の1.5倍以上の液圧によって行う。 規定保持時間は5~20分間を標準とする。
ただし、構造により液体を使用することが困難であると認められるときは常用圧力の1.25倍以上の圧力で空気その他の危険性のない気体を使用する。 なお、「十分な強度」とは、局部的な膨らみ、または伸びなどの異常がないことを指す。
耐圧試験を空気その他の気体で行う場合は、まず常用の圧力又は耐圧試験圧力の1/2まで昇圧し、その後常用の圧力又は耐圧試験圧力の1/10 の圧力ずつ段階的に耐圧試験圧力まで昇圧する。

1.出版年:2005年03月
2.タイトル:計装マニュアル(プラント)
3.発行所:一般社団法人日本計装工業会
4.引用した文書が書かれているページ:732頁
5.URL:技術図書紹介 | AJII 一般社団法人日本計装工業会 (keiso.or.jp)

気密試験

 気密試験は原則として空気その他の危険性のない気体でおこない、漏れなどの異常がないことを確認し、 気密性を確保するために行う。
気密試験圧力は常用圧力以上とし、漏洩の確認は規定圧力を10分間以上保持した後に行う。
本試験で使用する発泡液について、ビルでは石鹸水が一般的であるが、 プラント導圧配管では、石鹸水使用時は確認が必要で有る。 ニッケル基金属、オーステナイト系ステンレス鋼、チタン合金などの試験体においては、低硫黄、 低ハロゲンの発泡液などを使用する。

1.出版年:2005年03月
2.タイトル:計装マニュアル(プラント)
3.発行所:一般社団法人日本計装工業会
4.引用した文書が書かれているページ:734頁
5.URL:技術図書紹介 | AJII 一般社団法人日本計装工業会 (keiso.or.jp)

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