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計装用記号の意味_備忘録

計装

備忘録として計装用記号の意味を記載

この記事を書いた人:Eikou

計装用記号

計装用記号は計装方式を示すプロセスフローダイヤグラム (process flow diagram)
または、P&Iダイヤグラム (Piping and Instrumentation Diagram)などに用いられる。
JISでは Z 8204-1983 に 「計装用記号」の規格が定められている。
ここでは JIS Z 8204-1983 の概要を示す。

1.出版年:2005年03月
2.タイトル:計装マニュアル(プラント)
3.発行所:一般社団法人日本計装工業会
4.引用した文書が書かれているページ:353頁
5.URL:技術図書紹介 | AJII 一般社団法人日本計装工業会 (keiso.or.jp)

適用範囲

この規格は化学, 鉄鋼, 石油精製などの装置工業の工程図 (プロセスフローダイヤグラム)などにおける、計測制御の機能または設備を表す計装用記号について規定している。

備考:この規格の計装用記号は, 次の場合にも用いることが望ましい。

①設計図, 配管図, 仕様書, カタログ, 見積書, 注文書,そのほか技術上または取引上の図面,文書などに計測制御の機能または設備を記載する場合。

②計測用機器,その付属品, 配管および配線を識別または表示する場合。

記号の種類

計装用記号は, 「基本記号」と, 「詳細記号」に分けて定められている。

(1) 基本記号

基本記号は、計測制御設備の基本的機能を表現するのに用いる記号であって、例えば、概略工程図において、計装と工程とのつながりの概要を示す場合に用いる。

「基本的機能を表現」 とは, 文字記号のうち  A:警報 C:調節 I : 指示 Q: 積算 R: 記録  S: スイッチ T:伝送 Z:安全又は緊急といった基本的な「機能記号」に限定していることを示している。

(2) 詳細記号

詳細記号は、基本記号を補足するもので、計測側制御の機能に加えて、その設備の要素の種類を表示する場合に用いる記号であって、例えば、詳細工程図において、計測制御設備の内容を示す場合に用いる。詳細記号は、必要な詳しさに応じて必要な部分だけ用いることができる。

「基本記号を補足」とは、「基本記号」の規定に加えて、さらに詳細な規定を追加していることを示している。

基本記号

基本記号は, 文字記号, 個別番号および図記号から構成されている。

(1) 文字記号
文字記号は、変量記号、変量修飾記号および機能記号からなっており、その内容は、以下の表による。

文字記号変量記号変量修飾記号機能記号
A警 報
B状態表示、運転表示
C調 節
D密度又は比重
E電気的量(1)検器出
F瞬時流量比 率
G位置又は長さガラス
H手 動
I指 示
J自動走査
K時 間操作ステーション
Lレベル
M水分又は湿度
N任意選択(2)任意選択(2)
O任意選択(2)制限オリフィス
P圧力又は真空試料採取点又は測定点
Q品質(1) 例:組成、濃度、導電率積 算積 算
R放射線記録
S速さ、回転数又は周波数スイッチ
T温 度伝 送
U多種の変量(3)多機能計器
V粘 度バルブ等の調整部
W質量又は力(1)保護管
X不特定の変量(4)その他の機能
Y任意選択(2)演算気、変換器、リレー
Z安全又は緊急

  1. 仕様記号は注を付加することによって測定対象を明確にしてもよい。
  2. 使用者が任意に選択して用いる文字記号であって、変量に対する文字記号の割り当てが上記表になく、かつその変量がその装置で繰り返し使用されるとき、その変量について使用者が規定して用いてもよい。
  3. 多種の変量を1台の機器に入力するとき,文字記号Uを,それぞれの変量記号を代表して用いてもよい。
  4. 文字記号Xは,その装置に限られた範囲で使用されるどれにも分類されない変量として使用し,その内容は必要に応じて明記する。

備考
機能記号欄の中で、丸ゴシック体の文字で表記したものは、詳細記号の文字としてだけ使用する。

(a) 変量記号
変量記号は第1文字に使用し測定変量および起因変量を表す文子記号で、大文字で表す

(b) 変量修飾記号
変量修飾記号は必要に応じて変量記号と組み合せて使用し、大文字で表す。
ただし、誤解を生じる恐れがなければ小文字を用いてもよい。

(c) 機能記号
機能記号は第2文字以下に使用し機能を表す文字記号であって, 大文字で表す。
2つ以上の機能記号を配列する場合の順序は I, R, C, T, Q, S, Z, A として表す。
なお、特に識別する必要がない機能は、この記号を省略してもよい。

例:流量指示調節警報計において FICAの代わりに指示計付きであることを識別する必要がないときはFCA、警報付きであることを識別する必要がないときはFICとなる。

備考:機能記号 Aを修飾して上限警報、下限警報を表示する場合、さらに H, Lを用いて表すことができる。偏差、変化率なども同様に表すことができる。この場合、記号の意味を明記したうえで使用する。

(2) 個別番号
個別番号は個々の測定および制御ループを識別するために用いるものであって、アラビア数字で示す。

(3) 図記号
文字記号を図上に表現するための図記号をJISで定めているが、細部では必ずしもそのとおり使用してはおらず, 各社各様にしているのが実状である。

 

具体例

例えば「FICA001」とあった場合

「F」が変量記号で、瞬時流量

「ICA」機能記号で、指示、調節、警報

「001」が個別番号

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